CASSHERN
始まってかなりしてから眠ってしまい、しばらくそのまま時間が経った気がして「いけね」と思って目を覚ましてみると、まだまだ余裕で話の中盤で、しかも場面も雰囲気も不思議と眠ったときのまま。それでもそこからかなりハマれた映画、という分類の「2001年宇宙の旅」と「ホーリーマウンテン」に久々の仲間が。しかし、この映画がこんなビッグネーム達と肩をならべられるとは思ってもみなかっただろう。
それにしても、久しぶりに子供の時にいつも感じていたあの、「新造人間キャシャーンの独特な感じ」を味わうことができた。きっと、あの時最後にテレビで観たとき以来。「そうそう、このキャシャーンの感じ」と、とても懐かしかった。 テレビでは確か、毎回挿入歌の途中かその話の最初に必ず、どうして新造人間になったかという、いきさつを短く説明する挿入ナレーションがあったと思う。それは、無数のロボット軍団すごい地響きを鳴らしながら、破壊された町を行進する様子、そして、そこにさっそうと連れのロボット犬と現れるキャシャーン!と、いかにもこれからその活躍っぷりを見せてくれそうなものだったのだけど、実際本編が始まってみると、悪を次々と倒してゆくどころか、なにか事有る毎に、彼特有の個人的な問題で悩んだり、この世の無常を嘆いてメソメソするという変な超人だった気がする。
と、記憶の中ではそんな風だったキャシャーンが、持ち前の希有な運命の悩みに加えて、単純だけどかなりヘビーなテーマを背負って登場。とにかく最初から最後まで、暗くて、重い。しかもそれがたいした抑揚もなく延々と続く(しかも繰り返し)。でもひょっとしたら、テレビでやっていた時も同じテーマだった? それにしても、この手の特殊撮影の映画は、どれも画面が暗すぎて、人の表情が見えづらいので途中登場人物が解らなくなるし、見終わった後もどんなものだったのかよく思い出せないことが多い。とにかく今は、寺尾聰の笑い顔しか思い出せない。

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