Siam Sunset
話の方向を変えるきっかけ程度にちょっとした超常現象が起こるのだけど、全体のストーリーがそちらの方向に傾くことは全く無く、それによって連鎖的に起こってゆく事件に登場人物達が翻弄されてゆく、というこのタイプは、全体に不思議な雰囲気が漂いつつも、かといってがっちりファンタジーのように、胸やけしてくるということがないのでとてもいい。
イギリス人がひょんなことからオーストラリアに行く、と聞くと、一瞬「なんだ」と思えるのだけど、これが意外な効果があって面白い。オーストラリア映画と番組表に書いてあったので見はじめると、しょっぱな"イギリスのとある場所"と始まり、ハマるまでちょっと時間がかかるので苦手な、ある時代のイギリスのテレビドラマ風な臭いがしたので、「どうしようかな」と思ったけれど、その途端一気に引き込んでくれたので嬉しかった。
オーストラリアには行ったことが無いし、特に個人的な思い入れが有るわけではなく、本当に映画だけのつきあいなのだけど、いつも、画面といい、ストーリーといい、風景といい、人々といい、話し方といい、どうも気になって観てしまう。
そういえば、お巡りさんがマッチョな暴走無法者達に仕返しをする例の映画も、なにかアクションだけではない感じがしたから面白かったのかも・・・。だけど、ハッキリ言ってツー以降はぜんぜんついていけない。

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