Solaris

自分の身近で起こっている出来事の原因が、実は遠く離れた一見なんの関係もないようなものだと解って、驚いて「何?これってあれのせい?」というのが一つの宇宙のイメージ。宇宙というと、鉱物とか気体とか、引力とか遠心力とか、そこは物理や科学の場所で、もう最初から最後まで無機質なはずなのだけれど、実際、感覚的にはどう受け止めているかと問うてみると、どうやらそこに生き物のような印象があることに気づく。や、別に「宇宙人が居たりして」とかいうのではなくて、その全体が。

 これは、私にとってシラける俳優の一人である彼が全く邪魔にならなかった初めての映画。現実的な現実が舞台ではなかったから、邪魔にならないというより、まさに適役だった。話についても、 よく原作や最初に作られた映画と比べての議論を見かけるけれど、これはこれで、すらっとした骨組みがあって、感覚的で、話の筋もなかなか裏をかいているという点では良かったと思う。 特に、音楽を聴かすというときの映像や場面の感じがとてもよく、その昔これと似た感じでうっとりとさせられた映画のある一場面を思い出した。

とにかく、こんな風に音楽とその場面や映像が一緒に頭に焼き付くと、次は映像なしでも同じ気分になれるのでいい。 それにしても、この監督の作品は今までことごとくアウト。まったくもってどれも苦手。どのくらいって、体が痒くなるほど。

 [Solaris (2002) ] [Blue Velvet]

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