빈 집
ただぼんやりと最後まで見てしまった。ありふれてるんだか、そうじゃないんだか、ただ目が離せず時間が過ぎてしまう感じの作品。といったって、なかなかいい。最後にゴリッとした何かが残るというわけではなくて、なにかファンタスティックな気分にさせられるそのどこか一部で、好きなタイプの冗談を聞いたみたいなあと味。
日本映画と韓国映画には、「この種類の雰囲気」でせまってくるよく似た作品というのが結構多いと思うのだけれど、その中に「でも、この部分は韓国映画独特」という感覚が私の中にあって、それはいつもスリルに似た種類の不思議な何か。それはたまに、ちょっと胸焼けのするような気味悪さだったりもするのだけど、見てみるといつも面白いことが多いし、好きだったりする。でも、依然としてその感覚が残るのというのが特徴。
ということで、ざくざくといくつかの大きな塊に切りわけた様な簡単な構成に、全編を包む緊張感。その中で韓国美男と美女が淡々と静かな画面を作り上げていく、といったら、もうその他の些細な出来事の顛末なんていちいち気になりません。

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