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Mysterious Skin

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今まで自分が生きてきた時間の中に、戦争みたいな自分の力だけではちょっと避けることが無理で、さらにそれが一生に影響する、というような悲劇がなくて本当によかったと思うことがある。 それは、病気や事故、また何らかの事件に巻き込まれるということでも同じなのだけど、戦争となるとただ其処に生まれてきた、というタイミング的な要素が強くて、本人には何の責任もないのに、それに当ったり当らなかったりするので、たまたまその時代に当らなくて本当によかったな、と思うわけ。  この映画はぜんぜん戦争の話じゃないのだけど、人生全般に影響をして、逆らおうと思ってもそこから抜け出せず、非常に心地悪く感じながらも、常にそれが身の回りを取り巻き、とにかくそれと一緒に生きていかなくてはならないという話。 で、それが事件や事故とどう違うかというと、やっぱり自分には何の非もなく、ただその時にそこに居たのがどうやら原因だというところと、とにかく、見た目が病人でもけが人でもない。外からは普通に見えるのに、その体の中には非日常的な暗闇をたっぷりと蓄えている、という感じに耐えられないような孤独さがある。 この主人公が持ちつづけている問題、というのは、もちろんこれとそっくりそのままではとてもやっていけないけれど、似たような感じのどん詰まり感というのは、どこか解らないでもない、かもしれない。って、やっぱり想像もつかない。  幼児虐待とゲイ、そして宇宙人によるアブダクション(誘拐)と、ぎょっととするような要素の組み合わせがスゴすぎる。 ところで、こうしてキーワードだけを並べてみると、ちょっと楽しげなB級ホラーっぽくないでもないけど、全くホラーでもSFでもありません。   [Mysterious Skin] [3rd Rock from the Sun]