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3月, 2007の投稿を表示しています

Lord of War

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ずいぶん好きな俳優なはずなのだけど、このしばらく70点続き。これまでのハマっている作品と、この手のものとの違いがどうもわからない。けれど、いくらヒイキみにみても3割減なのは確か。 や、そういえばこれまでもずっとそうだったっけ。今日改めて考えてみて、初めてその違いというか、その違いの無さがわかった。実際は、この人がどうというわけではなくて、作品がという話だった。 [Lord of War] [Wild at Heart] [Moonstruck]

Schatten Der Zeit

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なにかの話の中で「インド」と言おうとすると、つい「ドイツ」と言ってしまい、逆に「ドイツ」のときには「インド」となってしまう妙な癖のある私の友人にはちょっとつらい、インドが舞台のドイツ映画。  かなり伝統的正統派ラブストーリーなのだけれど、インドという背景のせいで、根底に「この人物の人生はこうだった」という、なにか強い説得力があって、なににともなくただ納得させられる。もしもこれがインドではなかったら、もっとサッパリ味だったと思う。それで、どれくらい伝統的で正統派かというと、そういえば、これはシェイクスピアっぽい。  で、試しにこの作品を予告風に短く表現すると、「お互いの境遇の変化と、巡り合わせ、そして無情な時間の流れ、シバ神に翻弄される2人の人生がコルカタを舞台に繰り広げられる・・・」と、こんな具合にどうしても正統派臭く、面白くなさ気になってしまうのだけれど、実際は、心に残る名作のようで、もう少し軽めの「技あり一本」という心地よさ。とにかく、誰もが聞いたことがあるような「インドってこういうところらしい」ということを、つなげ合わせて話の土台にしてあるので、とても取っつきやすく、最初から最後まで集中して楽しむことができた。  ということで、幾度となく「いかにもインド風」なモノの売り買いの場面があるのだけれど、それを見ていると、どうもモノの価格というのは、そのモノ自体にではなく、買う人に属しているのかもしれない。だから、人によって、そのモノの価格が変わるのは当たり前で、きっと商売人というのは「その人がその物に対して持つ価値を見極めて、一番高い値段をつける」のが仕事なのだ。でも、売れなければゼロなので、これはまさに真剣勝負。 とにかく、今回はそんなドイツの力を改めて思い知らされた。や、インド、インド。   [Schatten Der Zeit (Shadows of Time)]

Kammerflimmern

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表面的なストーリーとノリは、かの巨匠のたぶんあまり流行らなかった作品そのままだけど、こちらはもっと若さの様な不安定さがあり、ときめいたり切なかったりして、ずっと身近に感じる。それでいて、軽すぎないテーマが全体を支配していて、それが実に心地よくハマっていた。音楽に例えると、あちらがクラッシュをかけて救急車を突っ走らせるのだとしたら、こちらはニューオーダーで、という感じ。  主人公のこれまでの境遇と、現在の環境とが底の方でガッチリと組み合っていて、そこに日常の色々な出来事が関わってくるというのが大きな構造なのだけれど、とにかく、それについての向き合い方や解決の仕方に現実味があって良かった。救命作業が細かく描写してあって、その見慣れない器具や手順をゆっくりと見せられるので、とても緊張する。 そんな現実的な表現と同時に、幻想的な雰囲気も持ち合わせているのだけど、とにかく「あちら側」に行ってしまう直前で「こちら側」に踏みとどまってくれて、結局いつも「喜び」や「落胆」「ときめき」「切なさ」という、基本的な感情に立ち返ってくれる感じがいい。で、その雰囲気こそが主人公の個性ということなのだと思う。 とにかく、サイケデリックな世界に行ってしまうこともないし、日常的に幻を見ることもない、走り続けることもあれば、止ることもあり、今日が来て、明日が来る、という感じがなかなか好きだった。  まるで病室のような白っぽい雰囲気のある画面。あと、所々のミュージックビデオの様なこ洒落たキメカットは、もうきょうびの映画には欠かせない。   [Kammerflimmern (Off Beat)] [Bringing Out The Dead]